病院臨床に従事する臨床家「ダノン」が仕事、趣味、心理学全般を味わってみます。 それなりにのんべんだらりと書きますが、なんていうか、こころなしかクリニカル。

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 お歳暮のカルピスを他の家のお使い物のして欲しくなくて泣いたことのあるダノンです。


 八百屋さんが野菜嫌いではいいものを仕入れるために舌で味を確かめられませんよね。


 魚屋さんが魚を嫌いでは、味を比べていいものを仕入れられませんよね。


 ラーメン屋さんがラーメンを嫌いなら味を確かめたり、食べ歩いて研究したりできませんよね。


 はて、セラピストは?




 セラピストの中で、心理的なサポートを受けた方が望ましいと思う状態になっても「セラピーを受けたくない」と思っているとしたらどうなんでしょ。


 自分の仕事として為していることを受けたくはないとしたら大きな矛盾かななんて思ったりします。


 あるいは「私はセラピーを受けるような事態にはならない」と思い込んでいるとしたら…


 クライエントと同じ「人間」であると意識することは結構難しいようです。そのことが生み出すクライエントとの距離感には敏感でいたいものです。


 もちろん、面接の場では「セラピーする側」「受ける側」は出来上がってきて、『イーブン』なんてことはありえないと思うのですが、「同じ人間」という意味では『イーブン』だと思うのです。


 この辺て結構気づかないところかななんて思います。


 

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2006/08/01 21:29|心理臨床TB:0CM:2

コメント


またTBできなかったので(なぜ?)コメントで。

昨年の11/9のエントリ

もし私が精神疾患を患ったら
http://blog.rote.jp/2005/11/09-083046.php

で関連することを書いているかなと思います。

つか

> セラピストの中で、心理的なサポートを受けた方が
> 望ましいと思う状態になっても
> 「セラピーを受けたくない」と思っているとしたらどうなんでしょ。

こういう人っているんですかね?

私なんかは自分が統合失調症を発症しないなんてことは絶対断言できないですし、辛くなったら少しでも楽になりたいと思ったりしますが。

ただ、当該エントリでも書きましたが、心理療法家ってのは当たり外れが大きいと思っておりますので、その辺を考えるとまずは薬物療法から入りたいですけどね(軽うつとかでも)。
ロテ職人 #ZNCvnWwQ|2006/08/01(火) 23:31 [ 編集 ]

コメありがとうございます
>ロテ職人さん

 またまたトラバできなかったようで、お手数おかけしました。なんででしょうか…。

>こういう人っているんですかね?

 実際にいるように思います。自分はクライエントにはなりえないと思っているセラピスト。この点については以前も記事に書いたのですが、クライエントと同じ人間であるというスタンスに立っていないように思う方もいたりすると思います。

>心理療法家ってのは当たり外れが大きいと思っておりますので、

 これはまた別の機会に書こうと思っていました。そのあたりは我が国の臨床心理士養成に関する制度面とも大きく関わってくるように思います。

>統合失調症を発症しないなんてことは絶対断言できないですし

 本当にそう思います。「健常ってなんだ」とさえ考えてしまいます。
ダノン #vqgsHqYA|2006/08/01(火) 23:42 [ 編集 ]

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