病院臨床に従事する臨床家「ダノン」が仕事、趣味、心理学全般を味わってみます。 それなりにのんべんだらりと書きますが、なんていうか、こころなしかクリニカル。
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ロテ職人さんのブログで食育に関する記事がアップされています。しかもシリーズものです。
●「食育」が気になる その6-描画の解釈について思う-
で、ロテ職人さんは「室田洋子」さんの小学生の朝食絵画調査に関しての意見を述べられています。そのコメント欄でdonさんという方がコメントなさっているのですが、その点について私も一緒に考えてみようと思います。詳しくは上記記事のところでご確認ください。
donさんの言わんとすることは重要な点だと思います。この種の意見は臨床家としてきちんと受け止めなくてはいけないと思います。
でもいくつか疑問もあります。
まず、投影法研究において妥当性、信頼性を高めようとする努力はありますし、そういった研究の蓄積もあります(そうして生まれたものが臨床的に有用かどうかは疑問ですが)。その点で、投影法=信頼性、妥当性がないとは言い切れないと思います。
それと、投影法の限界を理解している臨床家であれば、投影法を「血液型性格判断」のようになど用いず、「どうしてそのような所見になったか」ということを説明することができると思うのです。逆に言えば、そういった説明ができる範囲でしか所見は書けないということだと思うのです。 さらに、バッテリーせず投影法だけで所見をまとめるということは極めて少ないように思います。信頼性や妥当性の示されている質問紙なども用いながら検査を行う者としては、donさんの「わが国の…」というくだりは「そうとも言えないと思うけどなぁ」と思ってしまいます。投影法の限界を理解しつつも、その有用性があるからこれまで用いられてきた面もあるわけで、投影法を学び、その有用性を高めていこうとすることは決してまずいことではないと思います。私は実際に受けてみて、ビックリしたので学んでいます。これからももっとうまく使えるようになりたいと思っています。私も狢?ムジムジと呼んでみる?
まぁ、恐らくはdonさんはイギリスの動向を踏まえてのものかなと思うのですが(全然違ったりして)、必ずしも海外の動向が優れているかといえばそうでもないという点も踏まえる必要があるかなと思います。もちろん、我が国の臨床心理に関する制度や教育システム等、遅れているところは多いのはいわずもがな。
ちょっとずれてしまいましたが、今回の食育に関する室田氏の解釈は「は?」となってしまうところが問題になるわけですね。どの程度説明ができるのかによっては評価も変わりうると言えるかもしませんね。
まぁ、今回の調査は実施方法や他のアセスメントの併用はあったのか等の実施計画、手続きにおいて、私たちが臨床で用いる投影法とは異なるということを踏まえておかないといけないですね。その上で投影法を議論する必要があるかなと付け加えます。
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