病院臨床に従事する臨床家「ダノン」が仕事、趣味、心理学全般を味わってみます。 それなりにのんべんだらりと書きますが、なんていうか、こころなしかクリニカル。
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久々に書くなぁ。
ところで今日は大学院教育に関連する話題を1つ。
大学院では指導教官によって臨床のオリエンテーションが異なると思います。その中でも最近は認知(行動)療法への関心が高いようです。
関心が高まっていることそれ自体に何も言うことはないのですが、ちょっとした危惧を覚えるのは私だけでしょうか。
というのも、力動的な心理療法を十分に学ばずに認知行動療法を学ぶことで生じる危険性や理解の乏しさをかんじる場面があります。
もしかしたら適切に認知行動療法を指導できる方は違うのかもしれませんが、「エビデンス」の重要性を強調し、認知行動療法が「APAのタスクフォース」で十分に効果が認められるとされる症状に対してあまりにも安直に導入しようとしてるのを目にしたことがあります。
個別性を考慮することが心理療法においては当たり前であるのにも関わらず、それを無視して技法を導入することにつながっていたりもします。緊張が強い→リラクセーションみたいなことになりやすいと思います。また、キャンセルの意味をあまり重要視しなかったりといったことも目にすることがあります。
しかし、ベックや他の認知行動療法家の多くが分析的なセラピーをしていて、そこから認知行動療法の範疇に入る技法を生み出したということを考えても、彼らは恐らく多分に分析的な見方を細部で取り入れていたように思うのです。
こうしたことから、分析的/力動的な見方をある程度身につけることが認知行動療法を学ぶ上で、また用いる上で重要なのではないかと考えます。
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