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 病院臨床に従事する臨床家「ダノン」が仕事、趣味、心理学全般を味わってみます。 それなりにのんべんだらりと書きますが、なんていうか、こころなしかクリニカル。

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 「私は分かる」というスタンスにたつか、「私はわからない」というスタンスに立つかということはとっても大切なことだと思う。


 私はある時点まで、心理臨床に関して「私にはわかるんだ」というスタンスに立っていた。おハズカシながら。


 でも、「分かる」と思った時点で探求をやめている自分がいた。分かっているつもりになっている自分がいた。


 本当は分かってなかった。


 私たちは明らかになった部分とならない部分を常に頭にいれておくと思う。その中で、「もう分かっている」と思った部分に重要なことがあったりする。


 私はあるとき、初めて分かった気になっていた自分に気づいた。


 自分について気づきを得ることはとても苦しいことだけど、少なくともクライエントのためになると思った。


 「分からない」から私たちは知ることを欲する。分かった気にならないことが飽くなき探究心につながる。そしてそれはクライエントの自己理解につながっていく(いくようにする)。


 「分かる」と「分からない」のスタンスは?似たようなことで


 「できる」と「できない」のスタンスは?


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2006/03/03 21:30|心理臨床TB:0CM:6

コメント


基本的に「心」とか「心理」なんてものは絶対にわからんものだと思っています。

でもだからこそ面白いものだとも思っているし、研究もしがいがあるのではないかと思いますよ。
ロテ職人 #-|2006/03/04(土) 15:54 [ 編集 ]


 ロテ職人さんこんにちは。
 
 ロテ職人さんのコメントを十分に理解しているコメントができるか分かりませんが…
 
 研究も臨床も明らかになったこと(これは限定的な意味での“分かる”です)をきちんと頭に入れておくことは次に明らかになっていくと望ましいことに向かうステップとなると思います。

 でも、ロテ職人さんがおっしゃるように、基本的には「心」「心理」は分からないんですよね。

 私もそれが面白いからやっていると思います。特に臨床だと「分かった気」が「決め付け」になってしまうことがあるので要注意だと思っています。

 「分からない」のスタンスは臨床でも研究でもやはり重要だと思います。このあたり、また記事として取り上げて見たいと思います。
ダノン #vqgsHqYA|2006/03/04(土) 16:35 [ 編集 ]


この記事、スキです!
ナルホド #-|2006/05/12(金) 00:59 [ 編集 ]

グアシュ
 ナルホドさん
 どうもありがとうごぜえますだ。書いた甲斐があるってもんです。
端的に表現されるナルホドさん、ステキです。
 好きです、つぼ八。
ダノン #vqgsHqYA|2006/05/27(土) 10:40 [ 編集 ]

賢者は愚者に学び、愚者は・・・
「どのぐらいわからないかがわかる」と、プロとしての第一歩を踏み出した事になる、と仕事でお世話になっていた方に教わりました。

自分がいかに未熟で、その未熟さとはどこに起因し。どのように対処し、成長するか。

それさえできれば後は時間をかけていくだけだと。

数年前のことですが、そんなことを思い出させてもらい、身の引き締まる記事でした。

ありあとあんす。
708 #Usx2/3FI|2006/06/09(金) 21:46 [ 編集 ]

本質をついたことばだと思います
>708さん

>「どのぐらいわからないかがわかる」と、プロとしての第一歩を踏み出した事になる

 井の中の蛙であることに気づくことからですよね。それは自分の力のなさに直面し、とても苦しいことでもありますよね。そこに目を向けること、自分という井戸の深くにある「くさい水」を飲むことが重要なのだと思います。

>自分がいかに未熟で、その未熟さとはどこに起因し。どのように対処し、成長するか。

 このモデルになるのはイチローや中田であるような気もします。自分を適切に評価し、出来ている部分と出来ていない部分を適切に判断すること。「おれはまだまだだ」なんて抽象的なことばではなく、「この点はここまでできているが、この点はこのくらい足らない」というように判断が分化していることが重要なのだと思います。そしてそれを改善するために必要となる努力の質と量を判断し、実践し続けること。これがプロとして重要なのだと思います。

 ことばで言うのは簡単ですが。。。
ダノン #vqgsHqYA|2006/06/12(月) 19:12 [ 編集 ]

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