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 病院臨床に従事する臨床家「ダノン」が仕事、趣味、心理学全般を味わってみます。 それなりにのんべんだらりと書きますが、なんていうか、こころなしかクリニカル。

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 スニッカーズに銀歯を奪われたことが2回あるダノンです。


 さて、臨床家としてクライエントに対する技術や技能を高めていくことは重要ですが、自分を生かすために、自分がいい仕事をするためには周囲を活かす、また周囲に生かされる必要があるとも言えると思います。


 開業するなら関係ない…ともいえないと思います。やはり周囲の機関との関係は重要ですし、クライエントにとって本当に適切な援助を考えれば自分のところだけで援助することが望ましいのかどうかという疑問にぶち当たると思われます。




 周りを活かし、周りとともに生きる。


 そういった姿勢としては


心理臨床という営み―生きるということと病むということ心理臨床という営み―生きるということと病むということ
村瀬 嘉代子 滝川 一廣 青木 省三


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 の本は参考になります。まぁ少し自己愛的なほど自己犠牲的なように思われる部分もありますが、それでも自分ひとりで孤軍奮闘なんて状態にならない臨床家であるために重要な視点が満載だと思います。


 そしてもう1つ。


精神医療におけるチームアプローチ精神医療におけるチームアプローチ
松下 正明 牛島 定信 小山 司


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 これは高くてとてもとても買えません。


 ぜひ図書館でゆっくり座り読みを。


 何がいいって、イギリスの司法精神病棟のこと、矯正分野のことなどを丁寧に提供し、様々な現場での理想的な共同作業のあり方が検討されています。


 もちろん、「そりゃ理想だけどさ」という部分は多分にありますし、淡々としている感もありますが、理想ないところに未来はないと思っているダノンには好奇心をくすぐられる内容です。


 まぁ自分の職場がやや特殊で、このような文献が重宝するわけなんですがね。


 以前も書いたのですが、多職種の中で活きて活かされるためには他の職種を理解しようとして、尊重することが大切だと思うのです。でも、言葉で言うは易し、行なうは難し。


 「医者はさぁ」「看護師はさぁ」「教師はさぁ」みたいな発言が臨床家の間で話されることがあって、必ずしも建設的な批判ではない内容を耳にすることはあります。各職種の傾向みたいなものを把握するのは重要なのですが、心理学的な見方だけが適切であるといった幻想には陥らないようにしたいものだなと思います。


 ちょっと話がずれてしまうのですが、心理臨床の専門家といわれる人は必ずしも社会的な適応力があるとは言い難かったりするように思います。社会人として変だろうというような人。私は大学院の時に、せっまい社会(学内の臨床コース内)で自分の臨床が正しいと主張する不毛な大学教員の争いを見て、「この人たちはこの中だから生きていけるんじゃないか?」と思ったことがありました。


 活かし、活かされる。そんな関係をさらっと作っていけるようになりたいと思うダノンです。

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2006/10/04 21:41|心理臨床TB:0CM:0

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