小さい頃、禁煙パイポに無性に興味があって、グレープフルーツ味のパイポをよく吸っていたダノンです。イケてるでしょ?アーハン?
先日、我が国の臨床心理士界の重鎮と全国区の新進気鋭臨床家とお酒をご一緒する機会がありました。
どんな領域でも「本物」というのはすごいですね。
私がお会いした方は、なにがすごいかって、空気で語るところですよ。言葉でもなく、ノンバーバルでもなく、空気でメッセージを伝える、あるいは何かが生まれるのを促す力をお持ちなところですよ。さらにですね、偉い方ほど腰が低いんですよね。名刺交換をする際に「これからも仲良くしてやってください」と一若手臨床家に言えるその姿勢に感激しました。実力のある方は威張る必要がないんでしょうね、そんなふうにしなくたって伝わるし、重要な仕事をしてますから。
本当に楽しい会でした。
私も昔だったら萎縮するか、媚びるかというような人間だったんですけど、そんなんじゃ面白くないので、先日は「今宵、自分が楽しく」をモットーに飲みました。ダノン、下ネタに十分留意しながら…でもやっぱり下の話もでちゃうんですけど、冗談をぶっかましてきました。それがですね、「面白い」といって可愛がってくださって、私の異なる姿勢が強化されました。ありがたや…
レベルの違う、世界的な土俵にいる先生方の話を聞いて、「分相応に仕事をしていけばいい」と思うと同時に、「もっと高みを目指していきたい」というふうにインスパイアされました。そんなこと考えていると、私が受験生だった頃に出会った印象的な英文を思い出しました。
The higher the dream, the more impossible it is realize it fully.
But you would not say, since this is true, that we should dream only of easily atteined.
A man wills his defeat when he pursues the unattainable. But his struggle is his success!
これ、私はとても大切にしているんです。自分以上でもなく、自分以下でもない「自分」。そんな自分の出来ることをわきまえながら出来る限りのことをやっていくことはこの領域での基本だと思うのです。ただ、だからといって挑戦から逃れては成長できないとも思っています。自分の実力をはみ出すことに対しても、恐れず、いや恐れながらも挑戦していきたいと思った今日この頃です。
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