《土砂降りの雨の中》

　メンバーが足りません。

　メンバーが足りません。

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　小学生の頃、奇面組のメンバーになることが夢で

　今になっては病院で心理士やってるけど

　奇面組活動、いいなー。病院内で

　ちょっとおもろいことやってみたいなー

　心理療法が終わってカルテに記入したあと、「記録のみ」って事務に付箋に書いたのを張って出してるんだけど

　「気合のみ」「気前のみ」「器量よし」

　って書いたらそこそこ事務のねーさんがウケテくれた。次は何しよう。メンバーがもう少しいたらなぁ。

　「木田投手」はわかりづらかったよな。「貴族のみ」はまぁまぁ。「九谷焼」は完全に失笑だった。「2億のみ」は“結婚したい”と言われたぞ。

　ちゃんとその日の出勤の事務さんを考えて行動すること。これが重要だ。変に動くと怪しいだけだ。でも、こんなふうにバカをやっては話をして仲良くなっている。

　こんな風に他の職種と連携を図っていますなんてこと、真面目な場では言えないよなぁ。でも、「連携の重要性」とか心理の世界では特に言われているけど、そんなかるーい感じ、私はとってもいいと思うんだけどなぁ。あは。

　メンバーが足りません…

　アイデアお待ちしています。（「き」「ろ」「く」「の」「み」のどれかが入っていればOKです。入ってなくてもいいです。音の響きだけで十分です。何でもいいです。）

　優秀作品には…また考えます。

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　自分が辛い経験をしたので、その経験を生かして誰かの役に立ちたいと思われる方がいる。

　これは、時に心理臨床の世界に入ろうとするきっかけになったりする。それはそれできっかけとしては何の異議もないけれど、危険なことでもあると思う。

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　心理療法の基本中の基本（かつ、最大の目的でもありますが）はクライエントに添うことだと私は考えてる。例えばこんなことをクライエントが語ったとする（もちろん架空のケースです）。

　「「私の愛する人が亡くなってしまって…もう苦しくて仕方ありません」

　このとき、セラピストも同じように愛する誰かを失った経験をしていたとする（このようなことが事前に分かっており、課題がある程度克服されていない場合は担当しない方が望ましいと思いますが）。

　このときにセラピストが「うんうん、そうですよね、つらいですよね」（これ自体変な返し方ですが）と自分の経験に基づいてクライエントに伝えるとする。

　このとき、セラピストは愛する人を失って、心の支えを失ってしまった辛さを想像してことばを返したとする。

　一方、クライエントは愛する人の借金をも背負ってしまったことが特に辛かったとする。

　果たしてクライエントに添えているか。

　100人が同じイベントにであったとしても

　100人とも感じ方はその人それぞれ。

　セラピストが「私も同じ経験をした!」と分かった気になってかけたことばの響きをクライエントは見抜くことが多いと思う。

　自分も同じようなイベントに出会ったときこそ気をつけるべきだと考えています。かえって、自分の経験したことのないことの方が、自分が添うことができるまで聴いて、聞いて「だからそう感じるんだ」となれるのかもしれない。

　じゃあ、自分の経験は役に立たないか。

　それは違う。役に立つ。ただ、それは材料に過ぎないのだと思う。例えば死別の体験をしたときに、どういうサポートが助かったかということがクライエントのサポート資源を考慮する材料になるかもしれない。自分の経験をあてはめるのではなく、それを材料にクライエントにあったサポートを検討すること、それが大事なんじゃないかと思う。そしょてそれが内的照合枠（internal frame of referece）というものだと思う（言うは易し、実際にそれをするのがなんと難しいことか！）。

　よく、「自分が○○でつらかったから、同じようなことで悩んでいる人を助けたい」なんてことばを耳にするけど（これにはいろんなツッコミができるわけなのですが「助けたい」とかも）、その人は、つらい経験をしているときに「うんうん、わかるよ、僕もそうだった」と（言わなくても）、その人の体験に基づいて分かった気になられたらどんな気持ちがしただろうか。もしかしてあたっていたり、かすっていたりするかもしれないけど、センシティブになっているのだから、変に分かった気になられていたら逆に腹が立つんじゃないかとも思う。

　自分の経験を材料にする重要性、ただ、そうできるにはちきんとしたトレーニングが必要なんだと思う。

　ちまたの「わかったちゃん」にならないために、わが身を振り返りつつ、気を引き締めるダノンなのでした。

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　もっさり、ハバロフスク！

　「もちもちキャラメル蒸しサイコー」って言っている不良ならとことん世直し先生になってやりたいダノンです。



　最近、訴訟系の番組が増えてますよねぇ。　

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　「時代」を感じます。

　あれを見ているとなんでもかんでも訴えられる時代だなぁと思えてくる。

　なんだろう、「行列のできる～」とか、他にも訴訟系の番組は見ていて本当に楽しんだけど、なんつーかむなしい感じもしてくる。

　確かに「これはひどい、訴えちまえ」って内容のものが事例で面白おかしく流れるんだけど、「訴える前に周囲の人のサポートを受けたり、協力を仰いだりすれば、訴えるなんていくまえに片付くことだろ！」と思うことも結構ある。金でござるか、要は？という気もする。

　なんかむなしい。でもこれが現代なんだよなぁ。

　昔は臨床心理士なんてそんなに脚光あびなかったのに、今は「心の時代」なんていわれて、目指す人もたくさんいる。
いい時代じゃないよなぁ。でもこんな時代のおかげで私は食べることができているといえばそうだけど。複雑。

　ところで「行列のできる～」を見ていて思うのは、それぞれ弁護士の説明を聞いていると、「こんなにそれぞれの価値観に基づくものか？」と思えてこない？論理性が破綻していることもあるし。

　客観性をものすごく欠いている説明もしばしばで、結構びっくりすることが多いなぁ。まぁ実際の法廷では判例などを引用しながら論理的に展開していくんだろうけどねー。

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　村上春樹を読んでいる人はなんとなく匂いがするような気がする。
好き嫌いは分かれるところだけど、私はこれ好き。

　

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　大学時代はモラモラしていて、いい天気だという理由で
学校をよくさぼってはドライブしたり、旅にでたりしていた。

　村上春樹の世界にどことなく親近感を持つ感覚。
そんな感じの大学生活だった。心理学を学べる喜びは最初の
数ヶ月で、あとはろくすっぽ学びもしなかった。

　春の匂い。

　今朝、仕事に向かおうとドアを開けたら春の匂いがした。
あたたかい、やわらかい、生き物の息吹のかけらを含んだ
匂い。

　この匂いを嗅ぐとき、私は大学2年の春を思い出す。
当時付き合っていた彼女が一人暮らしを始めるといって
一緒にアパートを探した。彼女が自分の気に入った物を
運んで気に入った部屋を作っていく。

　私は自分の歯ブラシや着替えや好きな本…そこで生活できる
ものをおいていった。

　一通り運び終わり、部屋で一息つくと、カーテンがゆらゆら
と揺れる。そこから香るのは春の風。私はその風の匂いを
身体全体で嗅いだ。

　よく分からないのだけど、私は春の匂いを嗅ぐと、この場面を
思い出す。胸のあたりがキュッとする感じとともに。

　私は変わったな。でも変わってないな。

　しみったれてんじゃねーよという方　→　人気blogランキングへ

　私のブログのいっちゃん最初の記事を見てもらうと、
「まだ名前がついていない物、人、動作などに命名 」というのが
ありまして、第1弾です。

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　走っているときにおならが出ると、
「プップップップ」と小刻みにでますね。
これ、何て名づけましょ？

　何かいいことばはありますかね。

　お堅いところだと、「連続おなら」「小刻みおなら」「断続性小分け型放屁」などなどなんでしょうけどねぇ。

　ちなみにねぇ、私よくあるんですよ。
あ、しまった、今ここでできない！というとき、
病院の廊下を小走りの時は結構出ています。
失敬。

　うーん、肉骨粉。

　ん？肉骨粉？

　ニコニコぷん？



　そうだなぁ、お尻…ヒップ。
ピッと勢いはいい。でもプップップ…

　ピッ…プップップ

　「ピップップ」

　どうでもEよという方　→　人気blogランキングへ

　先日、雪の中を運転して旅先から帰ってきました。

　私は雪道が怖い。というのも、一度事故をしたことが
あるから。

　それ以来、雪の道は背筋が凍るほど怖い。

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　普段は普通にスピードを出せる道も、雪道になると
一気にダウンする。

　「あーいやだー」と心の中で叫びっぱなし。

　嫌なのは後ろに車がついていること。

　「あー、後ろの人、おっせーって思ってるだろうなー」
と思うと、もう少しスピードを出さないとかなと思う。

　でも

　できないことはできない

　本当はできないわけではないけど

　スピード出したら危ない

　今の私が何とか運転できるのはこのとろとろ運転なんだ

　
　臨床の場面ではどうか

　やっぱりできないことはできない。

　今の私ができないことは山ほどある。

　やらなきゃ力はつかないとも思う。でも、
できるところから少しずつ力をつけて、そこから
チャレンジしてもいい。運転は事故を起こして学んだが、
それは自分の身に降りかかれば済むこと。
　でも臨床ではそうはいかない。それでいいとは思えない。

　心理臨床の場面で「できないこと」を
きちんと「できない」ということは患者さんの
ためにも重要だ。そして自分のためにも。

　そのためにも適切な自己評価が非常に重要に
なる。大学院では少しでも適切な自己評価が
できるような指導をしていくべきだと思う。
私は幸いにもそれを学んだ。だからすごく助かっている。

　自分を適切にアセスメントする能力は非常に重要だ。
そしてできないことはできないと示すこと。
さらに臨床について言えば、できないことを極力減らす
努力をすること。

　そんなことを雪道の運転から改めて思った。

　ファミコンの初期のコントローラーのボタンは四角だった
ということを知っている人は→人気blogランキングへ

でたぁー

　ついに出ますよ、心理臨床家や心理臨床家を目指す人たち必帯の向精神薬のハンドブックです。

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　まだ、アマゾンでは売っていないみたいですので、こちらでどうぞ

　「心の治療薬ハンドブック第４版」

大好評の向精神薬ハンドブックの最新版。精神科で用いられるすべての薬剤について、薬理説明、医師による処方エピソード、家族や看護者に向けての服用時の注意点などを分かりやすく解説する。本新版では、薬剤についての新しい情報を加えるとともに、重要な新薬についても紹介。また、巻頭のPTP包装写真を最新のものに変更し、巻末には付録として向精神薬に関する解説をつける。患者さんや家族の方、医療従事者の方、こころの問題に関心を寄せられる方など、多くの方々にとって最適の書。

　これは、無味乾燥な説明ではなく、どんなときに使うか、どのような患者さんに使うのかということが簡単な事例を挙げて説明してありす。内容も平易で読みやすく、薬に出会うたびに引いていると自然に覚えられます。他の治療薬と比較しても、細かいニュアンスがつかみやすくなっています。

　小難しくなくていい。

　まだクロネコブックサービスで注文したばかりで読んでいません。ジェネリック薬品名も記述されていると助かるのですが…

　しばらく出版があいたので、楽しみです。

　ヨーグルトやアイスののふたをなめちゃう人は→人気blogランキングへ

　ねぇねぇ、何が普通？

　私たちは普通？

　

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　私はたまにふと思う。

　患者さんと心理療法家である私をわかつものはなんだろうと。

　神経症圏の方と接していれば、私も神経症的だなぁと思う。
神経症的ではない人っているんだろうかとも思う。

　統合失調症の人とは一見違う世界に住んでいるように思う。
でも、果たして彼らは「普通ではない」のか？

　何が「普通」なんだろう。何が「健康」なんだろう。

　結局のところ、「マイノリティー」か、「マジョリティー」かということだけで「普通」が決められているだけじゃないかと今さら思う。

　心理臨床家に「そういう仕事はミイラ取りがミイラにならない？」という人がいる。「ミイラ取り」なんて考えていると危ういと思う。私たちだって「ミイラ」な部分は大いにあるのだから。

　だから必要なんだね、教育分析。そしてスーパービジョン。

　自分の病理を受け入れる努力を始めたとき、初めて患者さんを
「尊重」することができるような気もする。

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　鳩は首を振らないと歩けない。

　ギブスをしたらどうなるんだろう･･･

　たたずむのか。ぎこちなく歩くのか。はたまた飛ぶのか。

　私はラーメン食べないと生きている心地がしない。

　ラーメンを禁じられたらどうなるんだろう･･･

　たたずむのか。ぎこちなく生きていくのか。はたまた飛ぶのか。

　だめだ、鳩の首にギブスしちゃぁぁぁ！！！

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　日頃、生活の中で「ありがとう」と「すみません」の両方を使える場面があります。

▽続きを読む▽

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　みなさんはどちらを使うでしょう。

　例えば何か、物を取ってもらった時。
「ありがとう」ですか？「すみません」ですか？

　「ありがとう」は相手に対する感謝。
他者の行動に対して目が向いている。ベクトルは外側に。

　一方、「すみません」は自分ができなかったということ、
つまり、迷惑をかけたことへの謝罪を示す。どちらかといえば
自分に目が向いている。ベクトルは内側に。

　どちらとも、相手との間の位置関係を変化させる「ことば」。

　例えば「ありがとう」は他者を上げることを意味し、
「すみません」は自分を低めることで他者の位置を相対的に
上げることを意味する。

　相手を上げるか、自分を低くおくか。

　そう考えると、私は自分の位置を低める必要は
ないかなって思う。相手への感謝をただ、そのままに。

　「ありがとう」

　心理臨床家と自負する私は、「ことば」に敏感であるべき
と自分を戒めている。

　子どもを「授かる」から「作る」に変化した現代に
虐待がエスカレートしているじゃないか。

　「ことばは心を超えない」とチャゲアスは歌っていたな（古！）。
でも、ことばは心を如実に表すよ。

　「させてもらった」と「してあげた」でも相当違うように
「ことば」には力がある。

臨床家がケースを検討する際に「～させる」と使うときがある。
「させる」ということばは相手の能動性を軽んじているようにも
思われる。治療者側が無意識に外側から「変える」ことを意味し
ているように思える。心理療法の目的を問われて、「自分自身が
変わるのを促す」とか口では言っていても、だ。

　「ことば」はその人のあり方、姿勢を示すときがある。

　そうすると、私は「ことば」の「影響力」「伝達力」に敏感で
いざるを得ないのだ。

　「ことば」には力がある。

　なんでこんな話になったんだっけ？

　磯野家は海に帰った？→人気blogランキングへ

　

　競争社会。

　市場主義経済が発展し、最近では上流と下流に２分される傾向が進むと予想されている。

　

▽続きを読む▽

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　競争社会を好む人は「狩猟民族」の血を引くのかもしれない。能力を重視し、より高い地位や財産を得ることを望む。
　一方で競争を好まない人もいる。彼らは「農耕民族」の血を引くのかもしれない。

　でも、私たちが生まれる段階で既に精子は競争して、一着の精子だけが受精できるんだよね。だから競争から人間が離れることは自然の理として無理なのかななんて思ったりする。

　競争に負けるもの、ついていけないもの、参加しないもの…いろんな人がいる。時に「俺なんかダメだ」という人や周囲が「あいつはダメだ」と思う人もいる。

　ただ、何億という中からナンバーワンに輝いた精子が今、生きている人間全てだと考えると、なんだか誰もが尊い気がする。

　はにゃ？

　毎日を生きていると

　たくさんの情報やたくさんの物、たくさんの人に会う

　「あれも、これも」と人は「選ぶ」ことに必死になる

　選ぶだけで疲れていないか。

　選ぶだけで納得していないか。

　限られた時間の中で

　タイセツナモノは

　そんなに多くないんじゃないか。

　よりシンプルに。

　より深く。


　そんな思いが胸を往来する今夜。

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