病院臨床に従事する臨床家「ダノン」が仕事、趣味、心理学全般を味わってみます。 それなりにのんべんだらりと書きますが、なんていうか、こころなしかクリニカル。
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こんな記事を見つけました
博士課程、51年ぶり定員減 国立大・大学院
まぁドクターをどうこうということについていろいろ言う気も知識もないのですが。イカ引用です。
来年度の国立大・大学院の入学定員のうち、博士課程の定員が51年ぶりに減ることが30日、文部科学省のまとめでわかった。博士課程に進む学生の「質の低下」を防ごうという大学側の意向や「ポストドクター」の余剰問題、企業や研究機関などでの受け皿の縮小が影響していると文科省はみている。 専門職大学院では、公衆衛生大学院(定員30人)が東京大で、臨床心理大学院(同15人)が鹿児島大で発足する
博士課程の定員は1万4282人で、前年度に比べて118人減った。一方で、企業が人材を求めやすい修士課程の定員は増えたため、大学院全体では496人増の5万6400人となり、過去最多を更新した。
修士は臨床分野がだいぶ定員を押し上げてるんじゃないすかね。
ところで
鹿児島大学、専門職大学院になったのね。来春スタートとか。あ~はん?
つ、ついにきたぁ…こ、これが怖かったの。。。
で書きましたが、専門職大学院化自体に批判的ではないのです。ただ、今のところ、専門職大学院として始まっている九州大学のカリキュラムに修論がなく、事例をまとめたもので修了というところが気になっています。
鹿児島大学もこのような流れの中に位置づけられるのでしょうか。
3年とかの課程にしてみっちり研究と修論をというような専門職化だったら逆におもしろいと思うのですが。
姉さん事件です!ってほどのことでもないか。「申し訳ございません(マサノブ風)」
専門職大学院の一着は九州大学でした。
さておすぎは…
※13:40くだらない内容を追記
ピーコです!
はい。
19年度の専門職大学院申請に動きありです。って、みんな知ってた?このHG、おっつ、HPをご覧になってくださいまし。
なんたって注目は東海大学の「組込み技術研究科 組込み技術専攻」でしょう!こんな私を美女の集まりに組み込んで欲しいものです。
さてさてう~む、ついに急増した臨床心理士養成指定大学院の中で、更なる生き残り合戦におきまして、専門職大学院への移行が進む女官。巨漢。
ここでですね、とある大学院の専門職大学院の構想をHPで見てみたのですよ。すると…「修論提出の代わりに、2年間の事例研究をまとめた事例研究総括レポートを提出」とあるではないですか。
どんだけすごい事例研究レポートを書き上げるのか…イメージイメージ。
一般的な指定校大学院の修論レベルでやられている事例研究とどう違ってくるかなぁ。単なる事例研究のわけないですよね、単一事例にとどまるわけもないか…。無作為割賦対照試験は無理だとしても、対照試験とかやってくれるんでしょうね。そりゃあ、事例研究で修了する専門職なんだからそうでしょ(絶対無理)。
ぜひ、日本の臨床心理士の未来のために、エビデンスを積み重ねていっていただきたいと思います。そのために一躍買ってくれるものと信じております。対照試験などではデータが揃えばメタアナリシス行って効果測定をするわけですが、当然統計もばりばりやると思われます。そうなれば当然学会等での発表になると思われますので、論文ある程度は書け…あれ?
結局私の考え方だと詰まるところ、研究が必要になってくるなぁ。ってその前に、修士レベルで事例研究をしようということ自体がため息ものです。だって、臨床初学者がどうして研究になりうる臨床を行えましょう。ベースができてないのに。。。
気を取り直して。イメージイメージ。
臨床の現場で高度な能力を発揮する専門職学位課程の修了生たち。様々な悩みを抱える方に最善の対応をするため、最先端の研究の動向をつかみ…あれ?ここでも研究を読みこなす力が必要になるなぁ。
いやいや、盛り上がってまりました。
この流れ、どうする、どうするよ>日本臨床心理士会ならびに資格認定協会。
4本柱の一本である「研究」を掲げておきながら、「事例研究総括レポート」でございますが。矛盾がございませよう、お願いいたします。
と、まぁ嫌味たらしく書きましたが、要は臨床心理士バブルははじけているのにも関わらず(需要と供給のアンバランス拡大中)、臨床心理士になりたいニーズは依然として強いので、臨床心理士指定校は増加の一途であります。受験料も大事な収入源よね。
しっかし、そうなってきて受験生の数が各大学院に若干均等化してくると、受験料の収入源も減ってくる。さて、そうなると話題性だったり、カリキュラムで他との差別化を図る必要が出てくるわけですな。これは仮説のひとつですが、そういうこともあって専門職学位課程は大学側にとっての魅力なのではないでしょうか。
さて、日本の臨床心理養成、いよいよ大変な曲がり角にさしかかろうとしている感じです。世界の臨床心理士養成において専門職学位課程ってどのくらいあるんだろう。School Psychogyでは聞いたことあるけど。少なくとも、アメリカ、イギリスとは方向性が異なってきているようですね。
臨床心理士の資格試験の日程が出たとか。
「日本臨床心理士資格認定協会」
受験生のみなさまはさむーいビックサイトで受験するのね。暖かくしていくといいと思いますよ。
ところでこのサイトを見ていたら…
ちょっと引用してみます。
なお、平成17年度より、指定大学院とは別に、学校教育法第65条第2項の新設(平成15年4月1日改正)による専門職大学院の臨床心理学又はそれに準ずる心理臨床に関する分野を専攻する専門職学位課程が設けられました。「九州大学大学院 人間環境学府 実践臨床心理学専攻」が、第1号専門職学位課程として発足(平成17年4月1日)しています。今後、この専門職学位課程は1種指定大学院の発展像として、漸次増加していくことが見込まれています。 臨床心理士資格取得のための試験について、この専門職大学院修了者は、筆記試験(一次試験)のうち、小論文試験が免除されることになっています(平成19(2007)年度資格審査より実施予定)。
まぁ九州大学の専門職学位課程のことは臨床心理関係のブログでもにぎわっていた話題ですね。
それにしても、小論文が免除されるってどういうこと?まぁ書かなくても実力があるのは分かっているということなんでしょね。うーん、微妙。
でもまぁ、筆記も免除されなくてよかったのでは。以前の話では一次試験自体が免除のようなことになっていたので。
それにしても
さいえんてぃすと・あんど・ぷらくてぃなー・もでる
と逆行なんですけど。これもまた新鮮な意見ではないんですけどね。専門職学位課程っつーかっつーか、専門学校じゃないですか。
つまりは九州大学、ならびに資格協会は「高度専門職業人を育てるには修論は不必要だ。修論に取り組む時間を臨床に当てればもっと高度な職業人が育成できる」と思っているんですね。あれ?臨床心理士の4本柱は?
国家資格化にとっても逆行であるということを分かっているんでしょうか。臨床心理士が国家資格になれない理由はいろいろとありますが、「臨床心理学的援助は役に立つのかよーわからん」というのが昨年のドタバタの際に反対派から投げかけられていました。
先日の記事にも書いたけど、イギリスを例にしてみるといいと思うんだよな。臨床心理士がその効果を検証し、もっと社会アピールしていかなくてはいけない。その際にリサーチ能力が絶対に必要になる。心理療法の効果を測定し、それを社会にアピールしていくことが必要となっているように思うのです。もちろん、臨床自体が研究と同じような思考力や論理性を必要とするわけなので、そういう意味でもマズイのではないかと。
「修士論文を課さない」をホームページで言っちゃってるわけなんですが、それが高度専門職業人を育てる上で望ましいのでしょうか?臨床心理領域における高度専門職業人とは、研究のユーザーとしてで成り立つのでしょうか。多くの知見を発信していくことが「高度」なのではないでしょうか。日本における高度専門職業人としての臨床心理士像とは…?
少なくとも、私自身は私の考える「高度専門職業人」を目指していこうと思います。まだまだとても高度とは言い難い私です。
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世界樹の葉を探しているダノンです。あまり「調べる」ばかりしていると嫌われる気がします。
今日は大学院について語ってみようかと思います。
大学院選びは慎重にやった方がいいと思うけど、どこまで情報を得られるかってことだよな。でも、結構内情を知るのって難しいと思うんだよな。
一体どんなところを基準に選んだらいいのかって難しいところだと思う。
私は臨床も研究も同様の論理性、妥当性、思考力を要すると思う。臨床かは自分の介入をきちんと説明できるだけの根拠とそれを説明できる力が必要だから(実際はとても難しい!でもそれがちまたの占いや○○○○○○○カウンセリングと異なるところ)。でも、大学院によってはバランスの悪いところもあると思うんだよな。
最悪なのはどちらも中途半端なところ。ここだとあまり力がつかない気がする。修論は何でも通ってしまい、臨床はみんな受験資格を得られちゃうようなところ。それくらい優秀な人たちが集まっているなら構わないけど、そうじゃないところもある。これは確信に近い。
私は基本的に旧帝大と高等師範(筑波+広島)は少なくとも研究に関しては能力の高い人が集まり、そして鍛えられるのだと思う。臨床に関する研究で目にする人の多くは上記の大学の人がほとんどだろう。
ただ、臨床のトレーニングに関して言えば、上記の大学院がすべて優れているとはいいがたいようにも思う。
臨床は研究と同様の思考を必要とすると思うが、トレーニングはまた別物と私は考える。
言ってみれば「修行」ができる場所かどうかが重要だと思う。
私たちの職は接客業だ。さらに言えば人の人生に関わる接客業だ。接客は基本を学び、それを体験を通して十分のものにしていくのだと思う。その際に厳しさを求められても当然じゃないかと思う。その当然たる厳しさをどこまで求められるかというところが重要なのだと思う。
修了できない人がいること、ドロップアウトする人がいることは1つの指標にならないか。大学は独立行政法人となり、ビジネスを考慮すればドロップアウトは売りこぼしのようなものだ。それでも辞めていく人がいるということ(これはしっかり情報を得なくてはいけないが)は、大きな指標になると思われる。
私は上記の大学院以外でもいい大学院はもちろんあると思う。「どのくらい厳しいか」ということを基準にすることが重要だと思う。
じゃあ、「厳しさ」とは何か。
修士論文で安易に事例研究を奨励していないか
論文の内容が不十分で修了できなかった人はいるか
ケースを持てる基準はあるか。また、なかなかケースを持てずに苦しんでいる人がいるか
指定校だが2年間の取り組みから臨床心理士の受験資格を得られなかった人がいるか
などかなぁ。これらは大学院としたらあまり公にしたくないことかもしれない。だから、情報をどう仕入れるかが大事かな。これらのどれか1つでもここ数年間にあるなら、しっかりとやっている可能性があると思います(もちろん、学生の問題が大きい場合もあると思います)。
いろいろ書いてきましたが、結局は各人次第である部分が多分にあることは言うまでもないこと。
ちょっと偏っているかもしれませんが、こんな感じです。結局、内情を知ることが大事だね。やっぱり、大学院選びは難しいなぁ。
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