病院臨床に従事する臨床家「ダノン」が仕事、趣味、心理学全般を味わってみます。 それなりにのんべんだらりと書きますが、なんていうか、こころなしかクリニカル。
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ブログを書くこともなく、長い時間が経ってしまった。時々書く、マジ駄文な文章はあまりにも放置すると勝手にブログの上部に出てきてしまうコマーシャルを防止するため。それさえも億劫になってしまう今日この頃。
たびたびブログを書くことについて考え、記事に乗せることがあるだけど、私は書くこうとする度にブログを書く行為について考えてしまう。ブログという道具を使って自分が何を求めているのか、そうしたことを考えてしまう。
ディスカッションをしたいのであれば、ブログという形式が適当じゃあないだろうとか、日記としたいのであればあえて不特定多数の目にさらさなくてもいいだろうとか。
すべての人がそうだとは言わないけれど、ブログって劣等感だったり、自己顕示だったり、その人なりに理由があるんだよなって。以前は私も自分の日々の臨床や生活での満たされない部分がエネルギーとなってブログに向かわせていたような気がする。でも段々とブログを書く必要がなくなってきて、振り返れば毎日の臨床や生活での満足感が出てきたこととも重なっている。
最近、臨床のブログを読むことも少なくなり、関心が薄くなってきた。他の臨床家が何を考えているのかを知ることは興味があるけれど、昔とくらべて面倒くさくなってしまった。
昔は他の臨床家のブログを読み、気持ちが揺れることすらあったが、今はそういうことはなくなった。良いか悪いかわからないが、自分なりのスタンスができてきたのかなとも思う。
たびたび書く記事がこういう感じの似たようなものになる。一応ブログをやっていることは心の片隅にあって、今でも見てくれている人、コメントをくれる人がいるとたまには書こうかなと思うんだけどね。
また書きます。
最近はあまり記事をかけていませんが、気が向いたら書いていく予定です。どうぞ
よろしく~。
今日はドライブして、いろいろな場所に行って、買い物をして…とのどかな休日を過ごしました。
途中でレンタルショップに寄って、DVDを借りてきたんですが、これがオモロ!
ご覧になった方は結構いらっしゃるのかな?私の幼馴染がドキュメンタリーを撮っているのですが、彼に以前勧められたのを思い出して借りてみました。
内容は極めて単純。30日間、マクドナルドの商品を食べ続けるってことなんです。
こんな内容なんですが、現在のアメリカが抱える“肥満”の問題、食の乱れ、食品会社のビジネス体質といった背景が見えてきます。それらのことに対する強烈なメッセージを送っています。
まぁ、TVで“一週間○○生活”なんてのをやってますよね。あれよりも過激なわけです。一週間でも気がめいって精神的にやばそうですよね。でもこれなんて、情緒不安定になりーの、依存がでーの、臓器の機能不全起こしーのでやばやばです。
体張ってるよね~。ちなみに1ヶ月で10Kgくらい増えてます。そんでもって減量に1年以上かかってます。いかに太るのが容易で、痩せるのが大変か。う~、身にしみます。
とにもかくにも、暇があったら是非お勧めです。エグイです。
春らしくなってきましたね~。
ところで最近はなんとなく臨床心理学系のブログが落ち着いてきた感じがしませんか?
今日はSCについて書こうかなと思います。
今年の4月からSCに関する自治体への補助金が減額されるそうなんです。そうなってみて、それぞれの自治体での動きが異なってきているようです。
ある自治体ではそうそうに今までと同様の勤務形態や人数を確保し、ある自治体では費用を抑えるために臨床心理士よりも準資格者を多く雇おうとしたり、あるところはSC事業を縮小したり。
今までと同様に雇用するなら自治体の出費が増えるわけです。さらに最近の財政難傾向が後押しし、自治体によって様々な対応をとっているようです。
ここに来てSCの行く末が様々な方向に分かれてくるように思いました。それは多分財政だけではなく、事業が始まってから“どのくらい役に立ってきたか”も大きく影響しているように思います。自治体によって随分とSCの行く末は変わっていくのだろうと思います。
私個人の考えでは、このような流れの中で、SCの雇用体系を見直す必要があると思っています。SCをある程度の経験を積んだ方に絞って少数採用し、常勤化させて1週間フルタイムで働いてもらい、その地域の多くの学校で勤務をするようにすることが望ましいと思います。各種保険などの社会的な保障もつけて、経験者が安心して食べていける枠組みを作ることが今後のSCの展開において重要と考えています。
ただし、そうなると若手が職につけない事態がますます多くなってしまいますので、養成システムの見直しと研修システムの構築、新規職場の開拓なども必要でしょう。指定校大学院がどんどんと増加する中で恐れていたことはすでに起きています。
これからどんな展開をみせるのか。4月になるとさらによくわかるのではないかと思います。
おしさしビリーです、ヴィクトリー!!
ブートキャンプに乗り遅れ、もはや入隊する気もなくなっているダノンです。
久々に本紹介。
ドン!
私にとって、臨床に関して“楽しみ”をタイトルに使った本て少ないように思うんです。臨床を“楽しむ”とはあまり良い意味に捉えられなかったからでしょうか。。。
私は今まで臨床経験がそれほどあるえわけではなく、現在、日々積み重ねていっているところです。そんな私が院時代からずっと抱えている思いがありました。
院はトレーニングの期間ということやまぁ私の指導者の特性ということもあってか、“楽しみ”などということは全く感じませんでした。それよりも“苦しみ”がほぼ100%に近いような日々でした。その中で、“臨床家は臨床の中に何を見出すんだろう。楽しくないんだろうか。楽しくないようなことを毎日繰り返すことってどうなんだろう”と私なりに考えていました。
現場に出て、様々な臨床家に会い、その臨床を身近に見ることで様々な臨床が様々な臨床の形を持っていることを知り、幅が広がりました。私に影響を与えたのは一人のユング心理学を専門とする精神科医でした。彼は非常に楽しそうに臨床に取り組んでいました。いい加減ではないし、とても真剣に臨床をするのだけど、その中に楽しみを見出す名人でもありました。彼の話を聞くと、臨床という行為がいかに深みのある、また様々な思いが交差し、織り成す行為なんだろうとため息が出るようでした。
私は臨床という営みがつまならないものであるなら、それは臨床としても不毛だと考えます。なぜなら、楽しみを見出せるセラピストでなければクライエントの可能性を引き出せないと思うからです。ちなみにここでいう“楽しみ”とはそれぞれのセラピストによって定義されるものだと思います。目の前で行われることに好奇心を持ち、発見と驚きを見出すことが私にとっての楽しみなのですが、それがなくなったら臨床はCPにとってもクライエントにとっても援助的ではないのではないかと思います。
そこで本の話に戻ります。
この本は基本的にDr向けのものなので、お薬に関することなどもたぶんに出てきますが、心理士が読んでも非常に面白い本だと思います。特に前半部が私ととしては興味深く、“共感のダイナミクス”あたりはとても実際的だと思います。この部分は以前に文献に載ったものをまとめたものなんですが、本ブログに書き込みをしてくださった方が関わっていて、文献を紹介していただいたのですでに知っていました。それでも改めて勉強になりました。
臨床という行為が楽しく、好奇心をくすぐるものであるためにとてもよい一冊だと思います。すべては臨床家の視点た態度、スタンスにかかっていると思います。
最近、めちゃくちゃ笑える人。
それは
アントキの猪木
これも見てみてください。
http://jp.youtube.com/results?search_query=%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%88%E3%82%AD%E3%81%AE%E7%8C%AA%E6%9C%A8
個人的には小声で言う、「このやろぅ」とか、あの辺にぐっときます。
構成は一緒なんだけど、ベタさがいい。
ども~。エンジンがかからないダノンです。そもそも燃料が不十分なままな感じがしますが。
マナカナって結構かわいいよね。いまさら。それはさておき。
まぁ、男は黙って「にんげんだもの」。そう決まってる。
この中に「幸せは自分の心が決める」って言葉があるんです。
私はこの言葉がどれだけ真理をついた言葉かとつくづく思うのです。
世の中に“恐怖”、“怒り”、“悲しみ”があるわけではない。
“幸せ”、“歓び”、“楽しみ”があるわけでもない。
目の前にあること、世の中で起きていることはただその事実。
人間一人ひとりがそれらの事象に意味づけをするに過ぎないわけです。
同じものを眺めても感動する人、嫌悪する人、楽しむ人、つらくなる人がいます。つまり、自分の感情は自分が決めている。
幸せもそう。自分次第。自分の心が決めているわけです。
そこで認知行動療法。というか認知行動モデル。
どう捉えるかということで感情が変わる。
どう認知するか。そのことで幸せにも不幸せにもなる。
そんなつながりを考えたりするわけです。
だからといって認知行動を礼賛しているわけでもなんでもありません。ただ、つながりを考えた、それだけ。
私たちは自分の人生をどんな風に彩ることもできる。その可能性を感じる言葉です。
ども~★
珍しく更新が頻繁なダノンです。
年末年始はのんびりするはずだったのに、気付けば友人と朝まで遊んだりして過ごしていた…結局、楽しいことには目がないダノンです。
そんな私の友人の中に、映画を専門としている幼馴染がいます。彼は映画の専門学校でみっちり学び、そしてドキュメンタリーを主とした活動をしています。地元では映画祭の運営をしたり、精力的に活動をしています。
彼と話すとインスパイアされることが多いってことと、心理臨床とドキュメンタリーの類似点に気づかされて驚くことが多いんです。一人の人間からみえてくる世界というのはやはり興味深いものがあります。“人”に興味があるという点で共通していて、その領域に魅せられている仲間です。
そんな彼と酒をちびちびやりながら見た映画。ドンッ!
原田芳雄ってイイ!すんごくカッコいいなぁ、彼。
彼はスリのプロ。そんな彼はアルコール依存症だったりするわけですが、さまざまな人生が入り組みながらスリを続ける姿が描かれています。“人間ってのはこんなもんだよね”という気持ちになった作品です。これ↓を飲みながら見てましたが、とてもいい時間になりました。ちなみに八海山の原酒はこの時期限定で、飲みやすくそれでいてコクが深い逸品です。
その次はこちら。
これもまた、原田芳雄イイ!
役者原田芳雄に魅せられっぱなしです。たまりません、いぶし銀。
自閉性障害を持つ朝鮮人の子どもの父親と離婚した母親を中心に、事件が絡み合う作品です。恐るべき記憶力が事件の鍵になるわけなんですが、その周辺で巻き起こる人生の交差がとっても面白い。個人的に肘井美佳さん、かわいいです。。。
これは宮崎の芋焼酎(珍しいでしょ?)宗一郎を飲みながら見ました。これ、思いっきり飲みやすいですよ。お勧めです。
映画って、本当にいいものですね(受け売り)。
はい、どうも。あけましておめでとうございます。
年明けなんてものは小さいころはどきどきわくわくしていたもんですが、今となれば年が変わったくらいの感覚しかないわけなんですが、みなさまご機嫌いかがでしょうか。
珍しく、そんなに日が開かないでの更新です。どうしたんでしょうね。
今年もちびちび更新していこうと思っています。
今年の目標でもちっとあげてみましょうか。
1.あと3Kg痩せる
2.目標のために少しずつそれ系の勉強を始める
3.フットサルでタイトルを取る
4.行ったことのない場所に行ったり、やったことのないことをやってみる
こんな感じでしょうかね。特に4についてはできれば芸術的なことに関することをやってみたいもんです。
ところで心理は?って感じですが、その辺は本紹介を中心にやっていこうかなと思っています。
最近はこんなのに関心を向けています。
結構面白いですよ。今までの知見をまとめてあるので、漠然と理解しているところがすっきりするよなことになるかも。特に、認知機能と服薬の関係などはなるほどって感じです。
心理臨床に関する内容も書くと思いますが、最近はあまり気が向きません。
最近思うことといえば、心理の世界はつまならない対立が多いなぁということ。
作業療法士や理学療法士、精神保健福祉士と様々な専門家と話をしていて思うのは、こういった領域には“学派”みたいなものは無いわけではないけれど、心理の領域ほど多岐にわたるものではなく、シンプルだと。
心理の領域って、精神分析や認知行動療法、行動療法と様々ありますよね。まぁそれはそれとして、私が気になるのはお互いに排他的な態度を示すことで自分たちの立場が絶対だというような風潮を感じることです。
ケースカンファなどで、介入方法をめぐって学派を批判するようなやりとりを見ることがあって、うんざりしてしまいます。このあたりって、実は若手の方が柔軟で、その学派で長年やってきた年配の方の方が柔軟性に欠けるのかなと思ったりもします。
おっと、正月からこんな内容でスタートしましたが、今年もどうぞよろしく☆
なかなかブログを更新できない1年でしたが、公私共に充実した1年でした。
臨床の現場に出てから数年が経ちます。まだまだぺーぺーな私ですが、心理臨床に関する考え方は刻々と変化していくものだなぁと思う今日この頃です。
こんなだら~りとしたブログですが、それでも見てくださったり、コメントをいただけたりするのでありがたく思っています。
今日は久しぶりになかなか使える本を紹介しましょうか。
これなんですが、数ヶ月前に購入しました。
気分障害関連の本て、結構「うつ」に焦点が絞られているものが多くて、「躁」についてはライフチャートをつけることくらいの内容だったり、いまひとつ物足りないものが多かったように思います(私の数少ない読書経験の中ではね)。
この本のよいところは、躁の状態における思考・感情・行動の特徴をモニタリングできることを援助してくれることに加え、いくつかのステップに分けて学んでいくことで早期の警告症状に気づき、未然防止に役立てられることです。これを効果的に行うことができれば、再燃を防ぐことに役立ちます。
心理教育的な関わりになるわけですが、心理士にとって心理教育がいかに大切かということを最近、痛感します。認知行動療法の枠組みの中に組み込まれてしまうのかもしれませんが、学派にかかわらず、心理教育ということはやはり重要な臨床的介入であると思います。
ところで躁を抱えていらっしゃる方がこのような心理教育に対してモチベーションをもって取り組むためには病気を認め、受容する過程が必要になってくると思います。躁のときはそれを苦痛を感じていないことも多いのでなおさらです。それを援助するのは臨床家の腕の見せ所なんでしょうね。そのへんを考えるとき、心理教育は重要な介入なんだけど、病気を認め、受け入れるという大きなプロセスが患者さんにとってどれだけの道のりなのかを理解する必要があるなぁとつくづく思います。
病院臨床をしていると、患者さんには処方がなされる場合が多いわけなんですが、「薬を飲む」ことひとつとっても自分が病気であるということについての直面化になりうると思うんです。薬を飲むことは決して当然のことではないことはよくあります。特に完治することが難しい病気については受け入れることへの抵抗感があるのも当然ですね。
本紹介がそこそこでしたね。この本はアメリカで出版されたもののようですが、やはり非常に実用的な印象を受けます。このワークブックを効果的に用いれるならば非常に有益だと思います。結構おすすめ。
これで今年最後のアップになるかもしれません。来年もどうぞよろしく☆
好きな仕事で飯を食う。
これを目指して心理士として働き始めたdanoneなのだが、どうしても忘れられない…というか覚えておきたい場面がある。
大学院を修了してからすぐに病院の常勤心理士として働き始めた。
嬉しくて、毎日がうきうきしていた。
だけど、給料日になっても給料が入らない。なぜなら4月は3月分の労働が給料に反映されるから、4月から入職しても給料が入らないのだ。
毎日握り飯を自分で握り、それだけを食べて昼飯代を浮かす。安月給では家賃を払い、消耗品や光熱費と奨学金を返すといっぱいいっぱいだ。
みんなで飯を食いに行く。サイゼリア。
他の職種の人はパスタにハンバーグ、好きなものを食う。だけど、私はミラノ風ドリアのみ。。。
惨めだった。でも“ちくしょう”と思った。それが自分の糧になっているような気がする。
今は好きなものを食える。
あの悔しさが今の自分を支えるときがある。でも今でもサイゼリアは好きじゃない。
えいえい!もずく酢! あの~、ワッフルって匂いや外見から推測されるよりもパサついてませんか?いつもワッフルを買ってなぜかがっかりするダノンです。 さて、今日は珍しく臨床心理士に求められる能力に関する話題でも一つ。
臨床心理士に関係する内容を扱っているブログは多々ありますね。私のブログもその一つですけど。その中には臨床心理士に求められる能力について触れられているものを目にすることがあります。 特に学力的な面について、“博士レベル”とか、“旧帝大+広島、筑波に入学できるレベル”とか、“学部レベルでOK”というような議論を見たことがあります。それは客観的に議論しやすい切り口だからでもあると思います。
私としては臨床心理士の4本柱に“研究”が入っており、これをきちんと行えるには博士レベルの学力が求められるだろうなぁと思っています。そういう意味では自分自身、葛藤を抱えた状態でもあります。ただ、現状では修士卒でも社会的に見れば高い学力が必要となっており、今後段階的に博士レベルに移行していくことが必要なのではないかと思います。学力的に高いものが求められるということについて異論はありません。
。。。
というのはさておき。私としては求められる知的レベルも大切なのですが、ちょっと視点を移してみようと思います。私が今回提供する視点はこちら。
“雇う側はどのような心理士を期待しているのか”
ということなのです。私は経験上、就職試験で必ずしも優秀な学生が雇われるわけではないと思っています。もちろん優秀であることに越したことはないのでしょうが、雇い主が重要視することって“いかに組織の中でうまくやっていけるか”ということが前提だと思うのです。
私はこの点について、心理の分野の人は苦手な人が多いんじゃないかと主観的に思っています。これは自戒を含めてですが。確かに優秀で、自己研鑽にも余念がないのだけど、組織の中でそれを生かすことができない人。結局そういう人は「○○(職種)が心理を知らな過ぎる」、「組織の心理に対する理解不足」と外罰的になって憂いでいることが多い気がします。
臨床心理士で優秀な人はたくさんいるのですが、組織でそれを生かすことができていない人って多いと思うんです。逆に言えばそこまで優秀な大学や大学院を出ていなくても組織でいい仕事をする人がいます。私は学力よりも先に組織で周囲と連携してやっていける能力が重要だと考えています。
そういうことから雇う側としては人柄を重視することって多いように思います。ちなみに昔私が勤務していた病院の採用試験では若干名募集のところに十数名応募がありました。その中で私は雇ってもらったのですが、理由は「スポーツをやっていて、元気そうだから。さっぱりしていて、付き合いやすそうだから」とのことでした(笑)。どこまで本当かわからないですけど、私にとってこれって結構誇りです。だって私よりも優秀な人はたくさんいたと思うのですが、そこではないところで見てくれたからなんです。
臨床心理士としての専門性を高めることは重要ですが、それを生かすには他の職種の人との連携があってこそです。それってめちゃくちゃ当たり前なことなんですけどね。人とある程度うまく付き合っていけるような能力は必要ですよね。患者さんとだけうまく関われるというの人もいるかもしれませんが、それってちょっと怖いような気がします。
職場であれば、他の職種の人に「理解されない」と嘆くのではなく、まず他の職種の専門性を認め、自分たちの専門性を分かるように提示し、公私共に積極的に関わっていくことではないかと思います。
ここまで書いて思ったのだけど、こんなこと別に心理士に限ったことではないね。当たり前のことを書いているだけだったかな。でもきっと、そんな当たり前なことが苦手な人が特に多い気がするんだよな。
超不定期な書き込み。一応続いているんですよ、このブログ。
ところで最近激しく旅行をしまして、そのときに何度も聴いて頭にこびりついたアルバムを紹介。
これなんですけど、友人が気に入っていたんです。私はそれまで一応名前は知っていたんですけど、曲は聴いたことなかったのです。
巷ではこのグループに対する評価はかなり分かれているようですね。でも私は好きです。“愛唄”や“道”だけではなくて、“絆”や“MISS YOU”なんかも心地よいなぁと思って聴いていました。
音楽って、そのときの時代とか、場面とかとリンクしますよね。ちなみに私はこれ
を聴くと小学生を思い出しますし、ミスチルを聴くと中学・高校を思い出します。大学の時はかなり曲の幅が広がったんでいろいろありますが、スピッツとかよく聞いてたなぁ。他にもピンポイントで「夜更かしして騒いでいたときにこの曲をみんなで歌ったな」とか、「彼女と別れるときにこの曲流れてたな」なんて曲を聴いて場面を思い出すことってありますよね。
あれって考えてみれば、あれって条件付けの理論で説明できるのかもしれないですね。まぁそんなのどーでもいいんですけどね。
ちなみにGReeeeNのこのアルバムを聴くと楽しかった旅行を思い出せるので、曲自体のよさと思い出のよさを味わえて一石二鳥です。
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